ピアノが「楽しくない」と思ってしまう理由と対処!練習が「楽しくない」と感じたら、少し気分転換しながらピアノと向き合ってみましょう!

目次

はじめに

ピアノの練習が「楽しくない」と感じることがあるかもしれません。

楽しくなってしまうと、練習がはかどらず、だんだんピアノに触れる機会が減って、次第に楽器に埃がかぶることに、、、なんてことになりかねません。

ピアノを習いに行っているお子様がこのようなスランプ状態に陥ってしまい、悩んでいる親御さんも多いと聞きます。

何を隠そう、私も幾たびもこのようなことを感じては「どうしてだろうな」と悩んできました。

いっときの負の感情に左右されて、ピアノから遠ざかってしまうのはもったいないです。

今回は、このようなピアノが「楽しくない」と思う気持ちを紐解き、その対処方法を考えていきたいと思います。

ピアノが楽しくない理由

さて、ピアノが楽しくなくなってしまうのはどういう時でしょうか?

早速考えていきましょう。

成長が感じられない

「上手になっている」という、確かな成長が感じられないことが挙げられます。

自分の技術が練習によって鍛えられてきていることを実感できなかったり、なかなか思い通りに指が動いてくれないところに出くわすことによって、モチベーションが下がり、楽しくないと思ってしまうのです。

一言で言うと「努力が報われない状態」に陥っていると言えます。

未来が見えていない

練習を重ねた後の「未来が見えていない」ということが挙げられます。

つまり、練習して上達した先に曲を弾ける「喜び」や「癒し」といった『満足した気持ち』を想像できないのです。

想像できないことによって、今やっている難しい練習が意味のないものに感じ、作業的になってしまうと、漫然と楽しめない状態に陥ることがあります。

ピアノを再び楽しむために

それでは、ピアノが「楽しくない」を「楽しい!」に変えるにはどのようにしていけば良いのでしょうか?

早速考えていきましょう!

「小さな喜び」の積み重ねが大切

成長が感じられない時は「小さな喜び」を感じることができづらい状態に陥っています。

一度、1年前の自分を思い返してみるといいかもしれません。

今、つまづいているところ以外にも、たくさんできないところがあったり、難しい曲に取り組むことができなかったかもしれません。

ですが、今はそれができているのです。

それはコツコツと技術を鍛錬し積み重ねてきたおかげでしょう。

このように、小さな「できた!」を積み重ねていくことで、ピアノの演奏技術は高まっていきます。

もし、「小さな喜び」を感じづらい状態に陥ってしまったら、できないところをより細かく区切って練習したり、中目標をたくさん作って、達成したら自分をしっかり褒めてあげて「喜び」を見つけていきましょう。

練習した先の自分を想像してみる

きっと、漫然と練習していると、次第に麻痺してきて、「なぜ練習しているか」わからなくなってきてしまいます。

本来は、弾きたい曲や身に付けたい技術があって、それに向かって鍛錬している状態がとても充実するはずです。

今の練習が、最終的に目標としている演奏につながるイメージを持てるようになると、練習の充実感を感じることになり、「楽しい!」という感情を取り戻すことができるようになってきます。

一度リラックスした状態で眼を閉じて「曲を弾いている自分」を想像してみましょう。

少し距離を置いてみる

ピアノに打ち込みすぎて、曲を仕上げることに焦ってしまうことによって、練習をこなすだけの状態になってしまう場合もあります。

また、ピアノを習いに行っているけれど、特に目標としている曲も無くなってしまって、楽しくない状態になっている場合もあります。

この場合は、逆に練習を少しお休みして「弾かない」ということが有効ということもあります。

距離を置いて、違う楽器の演奏を聴いてみたり、ちょっと違う音楽に触れてみたりすることで、気分転換ができて、やっていた練習にもう一度取り組みたくなる場合があります。

新たな発見や、新鮮味が出てきて、楽しい気持ちを取り戻せることが多いです。

「距離を置く」までやらないまでも、今やっている曲の練習を中断し、違う曲を練習するようにして、気持ちを切り替えるという作戦も有効です。

作業的になって楽しめなくなったら、その練習曲から少し距離を置いてみるのもありでしょう。

最後に

もし、ピアノが「楽しくない」状態に陥ってしまったら、自分の気持ちに、以下のように問いかけてみてはいかがでしょうか?

「今できているところは、コツコツ練習してきたからできたんだよね。今つまづいているところも同じようにコツコツやっていけばできるようになるんじゃないかな?」

「今の練習は大変だけど、弾きたい曲を弾くために練習しているんだよね。ちょっとずつだけれど弾けるところが増えてきたからもう一踏ん張りしてみない?」

お子様がそのようなスランプ状態に陥ってしまってお悩みの親御さんも、同じようにお子様に問いかけてみてください。

また、意外と重要なのは、弾けるようになってきた自分を「褒めてあげる」こと。

少しだけ頑張れるようになったら、小さな喜びを感じられるようになり、だんだんと「楽しい!」という感情が湧いてきます。

練習が「楽しくない」と感じたら、上記のようなことをヒントにしながら、少し気分転換しながらピアノと向き合ってみてはいかがでしょうか。

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