【ピアノ初心者】手元を見ながらでしか演奏できない!本当はどこを見て演奏するのがいいのか?

はじめに

突然ですが、ピアノを弾く際、あなたはどこをみていますか?

もしかしたら、ひたすら手元(鍵盤)を見て弾いていたりしませんでしょうか。この癖がついてしまうと、視覚に頼らなくては弾くことできなくなり、上達が頭打ちになってしまう場合もあります。

ある程度の楽譜を読む能力があり、両手で曲に挑戦できる人は、曲の仕上げとして極力手元を見ないで弾く練習をしてみましょう。

パソコンで例えると「ブラインドタッチ」ができるかどうかというとわかりやすいかもしれませんね。手元を見て文字を打ち込むと、なかなか速くタイピングできないですよね。

独学でピアノを弾いていると、意外と誰も指摘してくれない、この「手元を見てしまう問題」について今回は考えていきたいと思います。

手元を見ないで弾くメリット

まず、極力手元を見ないで弾くことで、どんな良いことがあるのでしょうか。少し深掘りしてみましょう。

楽譜を見る余裕が生まれる

楽譜を「音の流れ」として滑らかに弾くことが可能ですので、楽譜を見る余裕が出てきます。

すると、曲を習得する速度も上がりますし、初見で簡単な曲を弾くことも可能になってきます。

楽譜に書かれた曲を「音の流れ」として捉えて、演奏できる力がつきます。

見た目もかっこいい

発表会やライブなど、人前で演奏するときは、これ結構重要です。

手元をガン見して弾いていると、「一生懸命感」が出てしまい、もったいないです。

手元をあまり見ないで演奏していると、格段に余裕を感じられます。

演奏中の目線や仕草は、音とは関係ないところかもしれませんが、聞き手の印象はガラリと変わりますね。

指を見てしまう理由

では次に、手元を見て演奏をしてしまう理由について考えていきます。

覚えて弾こうとしている

練習中、やはり手元を見てしまうときはあります。これは音の流れを指になじませていく作業の中で視覚的に捉えることが一番簡単な方法だからです。

特に、音が大きく離れているところや早いパッセージなどは見て練習した方が、指がどの音を鳴らしているのかわかるので、練習の方法としては良いと思います。

記憶するために意識して「手元を見る」のは問題ないですが、ここで練習を終えてしまうと視覚にしか頼ることができなくなってしまいます。

鍵盤を視覚だけで把握している

ピアノは鍵盤という仕切りがあって、音によって形が異なるので、極端な話をすると、指の感覚と幅の記憶が正しければ、手元を注視しなくても弾くことが可能です。

どれだけ指を伸ばせばオクターブなのか、全音なのか、半音なのか、5度なのか、指が覚えていきます。また、指に少しだけ触れている音が出ていない鍵盤の感触で、今どこの音を自分が押さえているか、わかるようになります。

他の楽器に置き換えて考えるてみると、よりわかりやすいしれません。

例えば、バイオリンは最初から、左手が考えなくても正しいドレミの位置をおさえる感覚を養う訓練をします。なぜなら、押さえている場所を見ながら弾ける楽器ではないからですね。管楽器や弦楽器はほとんどそういう作りになっていますよね。逆にいうと、ピアノは目の前に鍵盤があるので、見ながら弾ける特殊な楽器だと思うんですよね。

手元を見ないで弾く練習方法

両手を使って、幅広く多くの音を処理しなければいけないため、訓練をしてすぐにできるわけではないですが、必要以上に見ないで弾く心がけを普段からしておくと慣れてくると思います。

具体的にはどのように練習すれば、必要以上に手元を見ないで弾けるようなれるのでしょうか。

見るところ見ないところを区別

音が飛んでいると、指を伸ばしても弾けない場合もあります。そういうところはどうしても見ないで弾くとミスしやすいですよね。見た方が成功確率が上がります。

こういった箇所は、割り切って「見るところ」と位置付けて、あらかじめ楽譜に色などの印をつけてみるといいかもしれません。

そして、その見なければいけない場所以外のところを極力見ないようにする練習をしてみましょう。

指遣いを意識

手元を注視してしまう人の多くが、指遣いが毎回違うことが多いです。

指遣いが毎回違うと、どうしても鍵盤の位置に頼らざるを得ないので、見ながらでしか弾けないんですよね。

逆に指遣いが定着していると、次にどの指でどの音を弾くのか頭に入っているので、見ずに弾くことができます。

ですから、まずは指番号と音の順番を正確にしっかり覚えていきましょう。

間違えて手元を見てしまう癖がついている人は、片手ずつ指番号を楽譜に振って、確認して弾く練習をしてみてください。できたら両手でも同じ動きでできるか、変な癖はついていないかを確認していきます。

そして最後に、ゆっくりしたテンポで、楽譜を見ながら手元を見ないで両手に挑戦してみます。

最後に

手元を極力見ないで弾くのは、すぐにできることではないのですが、少々乱暴な言い方をすると「とにかくやってみる」といいと思います。

例えば、慣れてきた曲で最初のポジションに指を置いたら、楽譜だけ見てとにかく弾いてみる。

すると、あら不思議!?案外弾けちゃうことも!

普段から少しだけ「見ないで弾く」意識を持つことが重要ですね!