ピアノを弾くと意外と得することがあります!演奏だけじゃない、身につく7つの『力』をあげてみた!!

目次

はじめに

ピアノを弾くと、演奏以外にも得することが実は、たくさんあります。

さて、早速考えていきましょう。

7つの『力』

楽譜を読んだり、両手の指を動かしたり、足でペダルを踏んだり、感情を込めたり、、、と作業的なことから、感覚的なことまで、本当にいろんなことに配慮して弾いているピアノ。そのため、知らず知らずのうちにいろんな『力』が身についてる、なんて嬉しい側面も。

今回はその代表的な7つの『力』を紹介します。

①集中力

ピアノを弾くと集中力が養われます。

楽譜どおりに右手と左手を別々に動かし、手とは別に足でペダル踏むことも必要となってくるからです。これは、普通の運動と比較してもかなり高度であることがわかると思います。高い集中力が無ければ出来ることではありません。

②忍耐力

ピアノを弾き続けるという、忍耐力(続ける力)が培われます。

ピアノは1曲弾ききるために、日々練習を繰り返します。ときにはできないパッセージに苦悩しながらも、なんとか乗り越えていきます。上達のために向上心を持って挑戦することにより、忍耐力や持続力が養われます。

これと関連して、弾き続けるために時間を確保するかということも考えるために、時間管理能力も上がると言っていいでしょう。

③記憶力

ピアノがもたらす効果の3つ目は、「記憶力」の向上です。

ピアノを上手に弾くには、曲を暗譜(楽譜の内容を記憶すること)する必要があります。曲を暗譜する行為は、脳の海馬と呼ばれる部分を使います。右手を覚え、左手を覚え、それを両手の情報として記憶にインプットしていく作業は、脳の海馬を頻繁に使い続けなければいけません。海馬を頻繁に使うと、その部分が発達します。そこが発達することで、記憶力の向上につながるのです。

④思考力

現代人にとってパソコンやインターネット、スマホ、タブレットなどは、生活においてとても身近なもの。そんな情報で溢れた時代を生きる私たちに必要な力が「思考する力」です。情報を整理して処理する能力です。

思考力の強化には、複数の作業を同時に進行する訓練が有効のようです。

ピアノは、「楽譜を読む」「自分の音を聴く」「指を動かす」といった様々な動作を同時に進行しなけばなりません。

さらに、「どうすれば良い音になるかな」「この曲にはどんな弾き方が合うのかな」と、作業以外の感覚的な部分も研究して弾く必要があります。

無意識のうちに、思考力を育てることにもつながっているのです。

⑤表現力

ピアノを弾くことで、物事をアウトプットする力である「表現する力」が鍛えられます。同じ曲でも演奏者によって違った聴こえ方をするのが「音楽」の醍醐味ですよね。ピアノを弾くことで作曲者の意図を想像しながら感情を込めて弾くことを学ぶので、表現力が身に付きます。

表現力は音楽的表現が詰まった弾きやすい曲をたくさん弾くことで鍛えることができます。簡単な曲を表現を伴って練習することで聴いている人に演奏者の気持ちを伝えることができるようになります。

⑥精神力

レッスンや発表会、コンクールの舞台で演奏するのは、プロのピアニストであってもとても緊張するものです。場数を踏むことで高いプレッシャー下でも実力を発揮する「精神力」が鍛えられます。

コツコツ努力してきても、本番で実力を発揮できるかどうかが、ピアノの世界。

発表会の舞台で演奏するときには、いつもと違う重力がかかり続けます。

こういった状況下での経験を積み重ねることによって度胸がついてきます。

⑦体力

指先だけでなく腕や足など全身の筋力を無駄なく使うことが求められますので、以外にも「体力」がないと続きません。冬でも長い時間練習していると暑くなり、一枚脱ぐのが常ですよね。それだけ筋肉を使っているということです。

上半身がよく動いているのは、見た目でもわかりますが、手だけではなく腕から動かし、それに伴って下半身も結構使っています。ペダルを踏むということもありますが、両足でしっかりと踏ん張らなければ上半身は思うように動きません。そのため、プロのピアニストはコンサートを仕上げるために下半身の筋トレをしている人もいるんだとか。意外ですよね。

最後に

こうしてみると、ピアノを弾くだけで、知らず知らずのうちにいろんなことが身についてくることがわかりますね。

こういったことから、お子さんの習い事にまずピアノを選ぶ親御さんも多いようですね。

ぜひ、能力がアップしている感覚も楽しみながら、取り組んでみてください!

オリジナルアレンジ動画