目次
はじめに
曲を聴いて、その音を楽譜に起こしたり、ピアノで弾いたりすることを『耳コピ(耳でコピーするから)』と言います。
耳コピを始めてみたはいいものの「なかなか音を取れない」「正解がわからない」なんてことがあるかもしれません。
今回は、耳コピの登竜門とも言える『メロディ』の聞き取りについて、気をつけておきたいポイントを考えていきたいと思います。
メロディの耳コピの3ポイント
メロディを耳コピする時は、基本的に単音でとっていきます。
耳コピが上手い人は、こんなことを工夫してやっているということを、以下にあげていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
調性を感じる
調性とは、ざっくりいうと、その楽曲の『#(シャープ)』や『♭(フラット)』の付く音のルールのことです。
耳コピを進めていくと、どの音程に#や♭が付くのかわかってきますので、この音程を意識して耳コピをすると、間違いを防ぐことができますし、早く音を当てることが可能です。
ほとんどの音にはこの法則が当てはまりますが、稀に当てはまらない音が出てくる場合や、途中でこの法則が変わる場合(「転調」という)もあるので、注意が必要です。
流れで聞き取る
音取りをする時に、一つ一つの音を単音で取っていくことは、間違いではないのですが、耳コピが早い人は単音だけではなく、「曲の流れ(旋律)」で聞き取っていきます。
区切りのいいところまでのメロディを一気に感じて音取りをしていくことで、単音で取るより、正確に、効率よく、音を取っていくことが可能になります。
単音で取ることができるようになってきたら、一気にできるところまで流れで音取りをする練習をしてみましょう。
リズムを感じる
メロディには独特のリズムがあるので、そのリズムを感じて取ることも重要です。
リズムを感じられなければ、正確に再現することができません。
曲のメロディは、バックで流れている伴奏などのリズムと近い動きをしていることが多いです。ですから、もしリズムに迷ったら、バックの楽器の演奏なども参考にしながら取っていきましょう。
最後に
今回は、メロディの耳コピを正確に効率よく行うためにどういったことを気にすれば良いかについて考えていきました。
まずは1曲やってみましょう!
そしてできる曲を増やしてみましょう!
やっているうちに、感覚がだんだんわかってきて面白くなってくると思いますよ。