目次
はじめに
指が独立していない段階では変に力が入ってしまって、小指や中指が立ってしまうことがあります。気にならなければいいのですが、この状態が毎回続いてしまうならば、少し改善させた方が良さそうです。指が疲れやすくなったり、このままだと早くなめらかに弾くことができづらいと思います。
今回は、小指や中指などの特定の指が立ってしまう場合、どうしたらいいか考えていきましょう。
手全体の力を抜く
「完璧に弾くぞー」っという思いからか、手全体に余計な力が入ってしまっていることが原因です。
ですので、手全体の力を抜くことから始めましょう。
まず腕を「ダラン」としたに垂らして、脱力します。
次にゆっくり手のひらを鍵盤におきます。手の形は丸いやわらかいボールを優しく掴むように丸くします。
これでまずは、特定の指が立たないで、全ての指が鍵盤に軽く触れている状態ができたのではないでしょうか。
指を1本ずつ動かす
脱力ができたら、まず目標のテンポより遅いテンポで、指が立ってしまう部分を、ゆっくり指一本ずつの感触を確かめながら弾いてみましょう。
もしまた力が入って指が立ってしまったら、腕をダランとさせて手全体の力を抜いてからやり直してみてください。意識して弾くときは筋肉に余計に負担がかかるので、たくさん弾きすぎず、毎日コツコツと同じことを繰り返してみましょう。
指を離さず動かす
指一本ずつ動かすことができるようになったら、次は、指を鍵盤からなるべく離さずに弾くことを練習してみましょう。
鍵盤から離れて、立ってしまいそうな指を制しながら1つ1つの指を「下に下ろす」訓練をします。
手の形を整えたら、腕から手首にかけてその形を保つように支え、指を下へ下げて弾いてみましょう。
トレーニング
指全体に、変な力が入らないようにトレーニングをしてみましょう。
オススメのトレーニング方法をご紹介します。
まず両手の指を机の上などの水平な場所においてください。
親指から順番に「上げ下げ運動」を10回します。左右同時でやってみてもいいですし、片手ずつやってもいいです。
親指から小指までが1セットです。これを1日3セットやってください。
もしちょっと指がつりそうになったら、一度やめて逆の手で手のひらや指を揉みほぐしましょう。
そして、拳を5秒ぎゅーっと握ってください。そのあと逆に5秒間指を大きく広げて伸ばしてください。
5回ずつくらいやりましょう。だいぶ筋肉がほぐれるてくると思います。
最後に
どうしても特定の指が立ってしまう時の考え方を今回は解説していきました。
かくいう私も、指が立つことはほどんどありませんが、薬指や小指がまだまだ独立できていないので、日々のトレーニングが必要だと感じる毎日です。ブランクが空けば開くほど前に弾けていたところが弾けないのは、こういった指の筋肉の衰えも関係しています。
「ピアノ筋」を普段から動かし続けることが大事ですね。筋トレだと思って頑張りましょう!